来い恋
やってくれたよ四宮さん
翌日
初めて2人で迎える朝、一緒に出勤は危険性を伴うので
私は亮輔さんよりも30分ほど早く家を出た。
そしていつも通りの業務をこなしていたが私が心配していたことは
その昼休憩の時に起こっていた。
食堂で遅いお昼を取っていると
別のフロアーの庶務で同期の笹原佳代(ささはらかよ)ちゃんが
物凄い勢いで私のいる席までやって来た。
「芽衣!」
「あー、佳代ちゃん。どうしたの?今からお昼?」
「いや、お昼は今食べ終わったとこよ!ね、原田課長の凄い噂聞いちゃったんだけど
芽衣聞いた?」
ええええ!
ま・・まさか・・ばれた?
「なに?課長がどうかした?」
私は佳代ちゃんと目線を合わさないように目の前のサバ定食を食べながら
平静を装っていた。
佳代ちゃんは私の真向かいに座ると興奮冷めやらぬ顔で私を見る。
「さっきさーあの販促のチョモランマ四宮がプライベートで原田課長の
車でドライブした―って言いふりまくってんの!」
あ・・・ばれてない。
一瞬安堵のため息をついたが・・・
やっぱり四宮さんやってくれたわ。本当に分かりやすいっちゃーわかりやすいな。
そう思ったら何だか笑えた。
亮輔さん私はしりませんからね。
初めて2人で迎える朝、一緒に出勤は危険性を伴うので
私は亮輔さんよりも30分ほど早く家を出た。
そしていつも通りの業務をこなしていたが私が心配していたことは
その昼休憩の時に起こっていた。
食堂で遅いお昼を取っていると
別のフロアーの庶務で同期の笹原佳代(ささはらかよ)ちゃんが
物凄い勢いで私のいる席までやって来た。
「芽衣!」
「あー、佳代ちゃん。どうしたの?今からお昼?」
「いや、お昼は今食べ終わったとこよ!ね、原田課長の凄い噂聞いちゃったんだけど
芽衣聞いた?」
ええええ!
ま・・まさか・・ばれた?
「なに?課長がどうかした?」
私は佳代ちゃんと目線を合わさないように目の前のサバ定食を食べながら
平静を装っていた。
佳代ちゃんは私の真向かいに座ると興奮冷めやらぬ顔で私を見る。
「さっきさーあの販促のチョモランマ四宮がプライベートで原田課長の
車でドライブした―って言いふりまくってんの!」
あ・・・ばれてない。
一瞬安堵のため息をついたが・・・
やっぱり四宮さんやってくれたわ。本当に分かりやすいっちゃーわかりやすいな。
そう思ったら何だか笑えた。
亮輔さん私はしりませんからね。