来い恋
いくつかのアトラクションにに乗った後、私たちはパレードを
見るために友達から聞いていたよく見える穴場で座っていた。
この場所はここのテーマパークが大好きで年パスを持ってる友人に
パレード見るならとお勧めがあると今いる場所を教えてくれた。
誰も来ないと思うからカップルにはうってつけの場所だよ。
といらん情報まで教えてくれた
勧めてくれるだけあって本当に私の周りには誰もいない。
本当に2人きり。
まだパレードまで15分ほどあるが
本当に人の気配がないので逆に緊張してしまう。
「芽衣」
突然呼ばれてビクッとしてしまう。
「何ですか?」
「・・・本当に穴場っぽいなー誰もこない」
「でしょ~。ここは本当に穴場だから誰にも教えちゃだめですよ」
「・・・・教えてくれた子に感謝しなきゃね」
・・・あれ・・なんか亮輔さんさっきより顔が生き生きしているような・・・
「芽衣はさっきよりテンションさがってない?これからパレードなのに」
さっきよりテンションあがってるの亮輔さんですよね。
と突っ込みを入れたい気持ちをぐっと抑えた。
「ハハハ・・・ちょっとさっきはしゃぎすぎたのかな?」
なんて言ったものの
「ふーん。じゃーこっちに座ったら?」
自分の座ってる横を指す。
顔が・・・何か企んでそうだけど逆らえそうにない雰囲気なので
黙って横に座る。
でも亮輔さんは何も言わずただ前を見ていた。
私も黙って前を見ていた。
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