*総PV2億突破御礼*完
腰まで届く長い髪は金色。
白くて細い足がとってもキレイで、顔が小さくて細身で華奢。
ワンピースを着て、笑顔がとても可愛い人。
高瀬さんの知り合いらしくって、ふたりが話していると入る隙がないっていうか……普通の友達じゃないような感じ。
あれから1週間経ったけど、彼女とは2回カフェで会った。
その度に、高瀬さんが『帰れ』って連呼していたけども。
彼女の容姿が抜群だからか、同じカフェ店員の斉藤さんはメロメロで高瀬さんに彼女の情報を聞き出そうとしている。
けども、高瀬さんは一切教えないらしい。
大事な女の子ってことなのかな?
「あぁ~モヤモヤするっ」
あたしの発言に向かいの席に座っているなっちゃんは苦笑だ。
金髪の彼女の姿を思い出す度に、胸の辺りが落ち着かない。
カフェで彼女の姿を見た時なんて、高瀬さんと話す彼女に『斉藤さんと話せばいいのに、高瀬さんはやめてよ』なんて思っちゃってる。
これが嫉妬なんだと思うけど、たいして仲がいいわけでもない、よくも知らない彼のことであたしが嫉妬するなんて図々しいかな。
でも、イヤなものはイヤだ。