*総PV2億突破御礼*完
大学近くの駅から快速電車で15分ほどの距離に、あたしの家からの最寄駅があって。
駅から徒歩で5分内にあたしのアパートがある。
なっちゃんと2人並んで家へと向かう途中、ポストに封書がなかったらいいなって考えたけど、でもいつかは結果が送られてくる。
それなら、なっちゃんに一緒に居てもらえた方がいいかもしれないと、今更ながら考えて直して見たり。
どうしよう、あたし……泣いちゃうかも。
みっともない泣き方したら……なっちゃん引くかな。
ポストに封書があったら、まず部屋まで持ち帰って……なっちゃんを家にあげて、お茶でも入れてから小物入れにあるハサミで封書を切ろう。
大丈夫、落ち着いて。
封筒を見てパニックにならないように、家に帰ってからのシュミレーションを頭の中でやってみる。
最寄駅から歩いていると、あたしのアパートが見えてきた。
「大丈夫? 顔色悪いよ?」
「あはは……だいじょうぶ……」
心配してくれる彼女に笑みを作って返すが、顔の筋肉が引きつっているのがわかる。
全然笑えてないんだろうな……。