*総PV2億突破御礼*完
同じくテーブルにおいたブルーの封筒を見つめる。
「よし……開けます」
「うん」
小物入れからハサミを取り出して、封筒の上を切った。
カタカタと小刻みに震える手を抑えて、中にある紙を取り出す。
三つ折りにされてあるプリントをゆっくりと開けて。
でもいきなり見ちゃうのは怖いから、ぎゅっと目を閉じて……薄目で内容に目を通した。
一次と同じことやってるな、とは思ったけど。
やっぱり結果は怖い。
薄目でプリントの内容を追っていく。
プリントの中間くらいまで進んだところで……あたしは、自分の目に飛び込んできた二文字の言葉に大きく目を見開いた。
瞬きを繰り返して、目をちゃんと開けてから再度、プリントに目を通す。
「小春?」
隣にいるなっちゃんが不思議そうな声音で問いかけてきて、あたしはゆっくりと視線を彼女へと向けた。
「なっちゃん……」
「ん?」
「奇跡かも……」
「え!?」
驚く彼女にプリントを見せる。
その紙には、二次審査の結果が書かれていたのだけど。