*総PV2億突破御礼*完
あ……。
ふたりの行動を呆然と眺めてしまうあたしは、その場から動けなくて。
「もうっ……ちゅーで誤魔化さないでよ」
「黙っとけって。舌噛むぞ」
そんな会話を挟むと、再びキスをする二人。
彼女がバタバタと騒いでいるけども、次第に高瀬さんに身を任せるようになった。
美男美女の二人だからドラマのワンシーンみたい。
けれど、知らず知らずのうちに頬に温かいものが伝っていた。
口の中へしょっぱいものが入り込んできて、自分が泣いているのだと知る。