恋愛ゲームに従兄有。
バブ使い‘‘州’’
「どこよ?!神社!!!」
霊の声が山に響くはずもなく
私は駄々をこねながら浮かんでる。
「大体、なんで私が人探ししなきゃいけないのよ」
そうよ、死ぬ予定だったのに!!
それに、幽霊なんて人間が信じるはずないじゃない!!
あたしはどっかのファンタジー世界に入ったのかな…
ハブさん、早くでてきて…
うようよ浮かぶの結構きついんだから
こんな暑い中。
溶ける勢いよ。全く。
「州さん、いません?」
「ハブ使い州さーん!」
叫びながら浮かぶのきつい
「?」
いま、背後から気配を感じた。
「誰?」
「おいらをよんだのはどこのだれだぃ?」
可愛らしい声が聞こえてドキッと心臓が跳ね上がった。
「あなたは、誰?」
おそるおそる尋ねれば
声だけが空から聞こえて
「おいら、州!おぃら呼んだのどちらー?」
「こちら」
聞こえるぐらいで返した。