恋愛ゲームに従兄有。
「神社ってどこ?」
「神社ぁー?その道ずーっとまっすぐさ!」
「ありがとう!州さん!」
お礼を言うと聞こえなくなった声。
州さんがいってたとおりに、まっすぐの道を浮かぶ幽霊一人…
なに、すごく疲れる。
道長すぎじゃない?
あ、幽霊だったらスピードくらい出せるわよね!?
「ふー……」
一息ついて、
あたしはスピードをあげた。
すると、風と同じ方向へ流れながら
神社らしき鳥居が見えた。
「ここ?」
でかい鳥居をくぐり抜け、
地上へ浮かぶ。
そこには、
「でっかー……」
ものすごく大きな木が、
あたしを見下ろしていた。