恋愛ゲームに従兄有。
「やっと、顔が見れた、州さんこんにちわ」
にこりと微笑むと
少し顔をこわばらせたが
「おっす!」
と返してくれる。
「名前…」
州さんがつぶやいた。
「顔を上げて?」
すると、顔を上げてこちらをみた
「っ?!」
あたしは驚いた。
美青年の顔はあまりにも整い過ぎていて、
驚いてしまった。
水色の綺麗な髪を頭のてっぺんでまとめ、目は綺麗な水晶のような瞳、
そんな彼にドキドキした。
「輝」
「え?」
「貴方の名前、輝がいいな」
「ひ、かる……」
「笑う時の顔が光りみたいでとても綺麗だもの」
あたしは微笑みながら答えた。
「ひ、かる、ひか、る、ひかる、、ひかる、ひかる」
「ひかる」
「はい!!」
嬉しそうに返事をしてキラキラな顔をこちらに向けて来た。
「貴方にお願いがあるの」
「なに?」
「ひかる、ある人を探してほしい。」
「だぁれ?」
「生と死の境目にいる、れあという男の子」
「わかった、探してみる」
「ありがとう、ひかる」
微笑みながら笑顔で答えれば
ひかるも笑い返してくれる。
やばい、顔が赤い!!
赤いより、暑いーー。