恋愛ゲームに従兄有。
戸惑った。
死の世界へ?
近づいている?
あたしが望む世界…
「ねぇ、どうすれば助かる?」
「人質…………」
静かにそう答えた。
なーんだ、案外簡単だったんだ。
「そう、なら簡単。あたしが行けばいい」
「え?」
ひかるが戸惑いの色を見せた。
「あたし、もともと死にたくて自殺したんだ。だからあたしと変わればいいじゃない」
「だ、…-め」
静かに消え入りそうな声でいうひかるに少し動揺した。
「いっちゃ、めーだよ…-」
なにがいけないのかな、
あたしは行きたい、
「おぃら、1人、しないで」
そういって、抱きついて来た。
なんでだきつけるか不思議。
あたし幽霊だよ?
「おぃらもう1人やだよ…一緒に、いて?」
「…………………」
言い返せなくなった。
ひとりぼっちの悲しみはあたしが1番よくわかっていることなのに。
見捨てるの?
だって、相手は神様、
みんなを守るという義務があるよ?
あたし、どうすればいい??
生きたい、
でもね、死にたいほうが大きいのかもしれないなー………