恋愛ゲームに従兄有。


「しーなは、ずっとここにいたいのか?」



「うん」




「…………………」





なにも答えてくれないのね。



はは、悲しいなーぁ…




「お、俺も一緒に居てやろう…か?」




「え?」


「さみしくないのか?一人でこんなとこにずっとだなんて。」




「もう、寂しいとか忘れたよ。さみしすぎて」





「え?それはどういう…」



「あたしね、家族に捨てられたの、んでもって嫌われててさ、あたし…だけ。
友達もね?あたしのせいでいじめにあってて、全てが壊れちゃってさ…しんじゃったんだーははは…面白いでしょ?ふふふ…」


「面白くねぇ」






「そっかー…」







「お前がよけりゃ、俺が居てやるよ?」





「くうかい、あなたはなにがいいたいの?」





「お前と一緒に居たいと思った。」


「こんなのと?」



「俺と似てるし、な。」



「どういうことよ?」



「俺の話、聞いてくれるのか?」



「時間なんてたくさんあるもの。聞くわ」



「俺は…まだ生き返れるんだ。」




「え………?」





「ここの世界はまだ完全には死んでいないんだ。ここは………


















まだ、生きていたいっていう願望を持ったものが残る、場所なんだ………」













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