恋愛ゲームに従兄有。
あたしは傷だらけの体にミスが染みるのを堪えながら


風呂をでた


リビングはいま誰もいない。


絶好のチャンスと思った。



あたしはただ、


パンを懸命にほうばり


一ヶ月の空腹を埋めるぐらい食べた。


それからあたしはまた、


家を出るために玄関へ向かう。


すると後ろから声がした。

『どこ行くの?しーなちゃん』


さっきトイレ前であった


兄の友達がたっていた。


きっとここに泊り込みしてる人の1人か、


と思うとあたしはなぜか心が痛んだ。

『あーちょっと散歩にでも行こうかなーって』

あたしはそう言ってあいてがなにかを


言いおえるまえに、家を出た。


< 32 / 149 >

この作品をシェア

pagetop