恋愛ゲームに従兄有。
「ねぇ、まって」

後ろから声が聞こえて

さっと後ろを向くと



そこにいたのはなんと・・・






兄だった。



「しーな、どこ行くの?」

なんでいるのか分からず


あたしは怖くて仕方なかった。

「なんで・・・ここにいるの・・・?」


疑問形で聞いてみた。


返事はシンプルだった。

「心配だから。」


心配・・・だから・・・?


今更何・・・


あたしのこと知らないくせに。


「帰らないとあんたの母さん、心配するじゃん

帰って」


あたしは言い切った。


かあさんからしたわれる兄は


お母さんの下から消えてしまうと







大変なことになることを。


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