春
照れたような困ったような、曖昧な表情の光。
「そんなんはじめて言われたから…なんて言うたらええか分からんよ…」
さらに一歩下がりながら言った。
「本当のこと言っただけなのに」
プイっと顔をそらしたあたしに困った顔を向けながら黙り込んでしまった光。
なんで落ち込んだような顔をするんだろう?
「ごめん、なんか嫌なこと言った?」
「…いや、そんなんやないよ」
じゃあなんで…。
「嫌だったらちゃんと言いなよ?あたし馬鹿だからわかんないからさ。
ほら、ごはん買お」
なんだかよくわからない光を見ていられなくて、コンビニに入るように促した。
あたし、なんか言ったかなぁ?
かっこいいって褒めただけなのに。
「気ぃ悪くさせてごめんな。かっこいいって言われんのあんま好きやないねん」
「え?」
思いっきり困った顔であたしをまっすぐに見る光。
「なんでよ?」
かっこいいって…いい言葉じゃん。
「女の子は可愛いって言われたら嬉しいのかも分からんけどさ、俺は…いや、なんでもない」
「そんなんはじめて言われたから…なんて言うたらええか分からんよ…」
さらに一歩下がりながら言った。
「本当のこと言っただけなのに」
プイっと顔をそらしたあたしに困った顔を向けながら黙り込んでしまった光。
なんで落ち込んだような顔をするんだろう?
「ごめん、なんか嫌なこと言った?」
「…いや、そんなんやないよ」
じゃあなんで…。
「嫌だったらちゃんと言いなよ?あたし馬鹿だからわかんないからさ。
ほら、ごはん買お」
なんだかよくわからない光を見ていられなくて、コンビニに入るように促した。
あたし、なんか言ったかなぁ?
かっこいいって褒めただけなのに。
「気ぃ悪くさせてごめんな。かっこいいって言われんのあんま好きやないねん」
「え?」
思いっきり困った顔であたしをまっすぐに見る光。
「なんでよ?」
かっこいいって…いい言葉じゃん。
「女の子は可愛いって言われたら嬉しいのかも分からんけどさ、俺は…いや、なんでもない」