お昼を食べたばかりにもかかわらず、マコちゃんを連れてファミレスに入ったあたしたち。


マコちゃん忙しくないのかな?



と思いつつも何も言わないのは、このままもうしばらくおしゃべりしたいというあたしの自己中な性格が表れているからだ。



「でねー?あおいんってば10分もかからないくらいのスピードで食べ終わっちゃったんだよ!すごくない?ありえなくない?本当に面白くてね、帰ってきてからも思い出し笑しちゃったんだよ〜」



「マコちゃん!!!その話は禁句!!!」



あたしが突っ込むと周りは笑いに包まれた。



あぁ。


楽しい。


マコちゃんって魅力的なしゃべり方するんだよね。



いつの間にかみーんなマコちゃんの話に夢中なんだもん。



すごいよね。



テレビの中でもそれは評価されている。



とてもいいことだよね。
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