春
それから、と言って見せられたのは、メールの文章。
ーーー
今日はお前ら幸せカップルの記念日だな。
プレゼントとしてあるモノを贈るよ。
お前の家に盗聴器を仕掛けた。
外したければ外せばいい。
その時は大事な彼女、中野葵を殺しに行く。
住所だって分かってる。バイト先も何もかもこちらの手の中だ。
通報してみろ。
彼女がどうなるか分かったもんじゃない。
「これ…本当に記念日…」
「これ以降大分警戒して過ごしていたらしい。それでなんとかお前を守ることができて、相手の要求通り、お前を突き放したんだ」
「でもこれ、どうやって知ったんですか?」
聞くと、申し訳なさそうに俯いて話し始めた。
ーーー
今日はお前ら幸せカップルの記念日だな。
プレゼントとしてあるモノを贈るよ。
お前の家に盗聴器を仕掛けた。
外したければ外せばいい。
その時は大事な彼女、中野葵を殺しに行く。
住所だって分かってる。バイト先も何もかもこちらの手の中だ。
通報してみろ。
彼女がどうなるか分かったもんじゃない。
「これ…本当に記念日…」
「これ以降大分警戒して過ごしていたらしい。それでなんとかお前を守ることができて、相手の要求通り、お前を突き放したんだ」
「でもこれ、どうやって知ったんですか?」
聞くと、申し訳なさそうに俯いて話し始めた。