メガネはずしちゃダメ!
頬に当たっているのはリーゼの前足の肉球、
目覚めたばかりのあたしはただ頬を押しあてられるだけだった。
「おはよ!
小暮ちゃん、休みは外で遊ぼ!」
頭の上から聞こえてきたのは、天の明るい声だった。
ワッン
天が抱っこしているワンコ、
ハルちゃんも天の声に賛成と言うかのように鳴いている。
「…今日土曜…日なんだ…」
はっきりとしない意識は昨日のあの目まぐるしいくらいの怖い気持ちが無かったから。
雷の後は必ず怯えているあたしは今日はいなかった。
そのかわり、あたしのなかで感じたこの無い曖昧な気持ちがあるのをあたしは気づいていた。
「小暮ちゃん、ハルとリーゼちゃんと散歩行こ。」
目覚めたばかりのあたしはただ頬を押しあてられるだけだった。
「おはよ!
小暮ちゃん、休みは外で遊ぼ!」
頭の上から聞こえてきたのは、天の明るい声だった。
ワッン
天が抱っこしているワンコ、
ハルちゃんも天の声に賛成と言うかのように鳴いている。
「…今日土曜…日なんだ…」
はっきりとしない意識は昨日のあの目まぐるしいくらいの怖い気持ちが無かったから。
雷の後は必ず怯えているあたしは今日はいなかった。
そのかわり、あたしのなかで感じたこの無い曖昧な気持ちがあるのをあたしは気づいていた。
「小暮ちゃん、ハルとリーゼちゃんと散歩行こ。」