エンドレス鬼ごっこ
「……ぅわぁっ……………、茉帆ちゃっ…………怖かったよ………寂しかったよ………!!」
「…歩雨音ちゃん………」
わーわーと泣き付いて来る歩雨音ちゃんをどうすれば良いのかが分からず、私もその場から動けなくなっていた。
どうしてこんな恐怖を味わらなくちゃいけないの………………!?
どうして私たちなの―――――……!?
――この恐怖の始まりはあの日からだった――――――
・・・・・・・・・・・・
「鬼ごっこ?」
「そーー!圭(けい)ってさぁ〜〜、来月に転校するじゃん?
だ・か・ら、今日の夜9時から圭の好きな遊び、鬼ごっこをやろ〜と思いま〜〜〜〜す!!」
ワクワクした様子で言う真珠(しんじゅ)。
「……何で、よ「あのねっあのねっ、私都市伝説のサイトで、面白い鬼ごっこのやり方見つけたの!!」
何で夜?と、聞こうとしたら、やたらとテンションの高い真珠と被ってしまった。