浅葱色に射す一筋の光




   スパンッッッ!!!

  土方「早く戻れ!! じゃじゃ馬が!」


  翔「……………………………………」


  土方「ほ~ぅ…ダンマリか…良い度胸だ…」


  翔「…………どちらさまですか!!!」


  土方「釣った魚に餌をやらない男です」


     翔「初めまして…」


     土方「…少しお話を…」


  翔「お断り申し上げます!!!」




   ーーーーーーーーーーーーーー




  帰還早々、土方と喧嘩して2日間、総司の部屋に居候した翔だった…………。

  


   ーーーーーーーーーーーーーー

  


  土方「…いつまでそうしてるつもりだ?」 

    翔「……気が済むまで!!」


   土方「どうして欲しいんだ!!」


  翔「ピストル買ってくれたら…」


  土方「まだ言ってんのか…」


      翔「譲れない」


   土方「何故其処まで拘る?」


  翔「出来るだけ刀で切りたくない。

    感触が残るから…それに…
 
       射的得意だから…」


    土方「幾らだ…」

    翔「百両位…」

    土方「高っっっ!!!」

   翔「60両位はあるんだけどね…」

   土方「何でそんな大金!!!」


  翔「この前出た給金と…吉田稔麿が触る度に金くすねてたから大金が入った」


   土方「40両な…何とかする…」


       翔「マジ?」


   土方「あぁ。任しとけ!!!」


  翔「…………………………分かった……」


    土方「じゃ、部屋戻るぞ!」


        翔「あぃ」

  


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