浅葱色に射す一筋の光




  お花見…ゼファーと共にみんなと丘に来ていた…

  翔「…沖田さん…何してらっしゃる…」

  総司「ちょっと行ってきます…」

  ブォン ブォン ブォン ブォーーーーーン

  翔「待ちやがれぇーーーーー!!!」

  翔のバイクで走り去る総司を追い掛ける

  総司「上手くなったでしょう?」

  翔「……確かに…でも乗らないで下さい!!!」

  総司「一番組でこのゼファーを守ってるんで…組長が万が一乗れなかったら困るでしょ!!」

  翔「私が命懸けて護りますから!!!
     どうぞ降りて下さい!!!」

  総司「翔、後ろ乗って!!!」

    翔「だ~か~らぁ~」

  総司「…行っちゃいますよ~」

  仕方なく後ろに乗ると、総司は翔の手を取りお腹に回した。

  総司「危ないから捕まってて下さいね」

  翔「…あ…私景色見たいから良いや…」

   左手をゼファーの後ろに添えた…

  総司「……誠に可愛気ないですね…では行きますよ~」


   ブォーーーーーーーーーーン


  本当に…いつの間にか運転上手くなってるし…
  
  右手でなびく髪を押さえながら景色を見ていた…。

  綺麗だな~。  あ…

  翔「……転んだり傷付けたら殺すから…」

     総司「大丈夫!!!」

  桜…マジ綺麗だわぁ~。ヤバいね…

  一通り走り終え、総司と手をつないで皆の所に戻って座った

  そして…ふと疑問に思ったことを聞いた

  翔「………まさかとは思うけど……私のゼファーに乗ってたりしないよね……?」

  2回目でこの技は…いくら総司でも無理

  総司「ん?団子食べます?」

  翔「………聞いてる?」

  平助「毎朝…丘に来て練習してんだもんなぁ。総司は!!!」

  
     ……………………………………


 みんな顔面蒼白だけど、私は気にしないよ

  翔「総司kun…説明願いたい」

  総司「知りませんけど…」ニコニコ

  翔「平助…言いたいことは?」

  平助「ない!!!」


   ボキ ボキ ボキ ボキ ボキ


     関節を鳴らす翔。


  翔「左~~~~~~~~~~之!」


  翔は後ろから左之に抱き付いた


  翔「吐いたら接吻くれてやる!!!」ニコ


  左之「総司は毎朝お前を起こす前に練習してる!!!」

 



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