浅葱色に射す一筋の光




  土方「俺も知ってたんだ…悪い…」

  翔「何で?何で許したの?」

  土方「あいつがお前を好いてんのはお前も知ってんだろ? 手に入らないお前を少しでも感じていたいんだと…俺はお前を譲れない…だから何も言えなかった…」

  翔「…でもゼファーは…」

  土方「あいつだけだ…あいつだけ…許してやってくんねぇか?」

  翔「……………………………………」

  土方「…頼む…」

  翔「…狡いよね……何してくれる?」

  土方「切り替え早いな…何して欲しい?」

  翔「……と、言われても…特に何もないんだよね~」

  土方「…何か考えとく…」

  翔「宜しく…」チュッ!!

  二人はそこに座って少し先の桜を眺めた

  土方「未来を思い出すか?」

  翔「…たまにね…」

  土方「父上や母上、仲間たちに会いたいだろう…」

  翔「ん…でも…私は今幸せだから…大丈夫…」

  土方「そうか…」

   ギュッと翔を抱き締め呟く…

  土方「…生き残れたら…」

  翔「ん?」

  土方「俺と生きるか?」

  翔「どう言うこと?」

  土方「…最期の日。生き延びたら…夫婦になって…ガキ作るか?」

  翔「……それだね!!!」

  土方「何が?」

  翔「…して欲しいこと!!!」

  土方「そうか…じゃ~…生き延びるか…」

  翔「お願いします」

  土方「心得た…」

  kissをしてみんなの所に戻った…。

  総司「……………………………………」

  翔「…総司…乗っても良いよ…」

  総司「え?」

  翔「乗っても良いから…ゼファー壊さないでね…総司も…怪我しないように!!!」

  総司「あ…ありがとうございます」

  翔「さ!呑も呑も~!!!」


  生きててくれれば良い…

  
    笑顔が見れれば良い…

    
 私が変えたんじゃない。みんなが私を

       
        変えたんだ…………………  


   何も変えられないかもしれない


  でも…これからも変えようと言う気持ちは変わらない………


    
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