浅葱色に射す一筋の光
暫くして総司は私から離れた。
気まずそうな顔したから私は総司と背中合わせに座った…。
総司が話すまで…私は黙って傍にいてあげよう。私が出来ることは それだけ…
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総司「ふふふ…格好悪いですね…スミマセン」
翔「傍にいるから…不安な時はいつでも呼んで? 夜中でも…」
総司「…ありがとうございます」
翔「病は気から…」
総司「はい」
翔「いっぱい笑おう!!!」
総司「そうですね!!」
翔「取り敢えず…これ飲んで」
マルチサプリ3粒。この時代にはまだないから目をシバシバさせる総司。
総司「…え?噛んで良いんですか?」
翔「…飲み込むの。水を含んで上向いて?」
総司は水を含み上を向いて口を開けた
翔「粒入れるから水と一緒に飲み込んで?」
ゴクンッ!
翔「飲めた?」
ぺロッと出した総司の舌の上に粒3つ。
翔「はぁ~~~~~…もう一回…」
……………………………………
翔「……………もう一回…………」
……………………………………
翔「…………もう一回……………」
……………………………………
翔「……………もう一回……………」
……………………………………
翔「だぁ~~~~!!! もぅ!!!」
翔は口に水を含み総司の鼻を摘まんで
口に水を流し込んだ。
ゴックン!!!
口をゆっくり離し
翔「口開けて?」
ペロッ!!!
翔「よし!飲めたね!!イイコイイコ」
総司「始めからそうすれば良かったですね~。私、水でお腹いっぱいになりました」
翔「これ…1日3回、自分で飲むんだよ?」
総司「え~~~。毎回口移しで…」