浅葱色に射す一筋の光





     スパンッッッ!!!



   土方「何が口移しだ?」ニコッ!


  総司「翔が薬を口移しで飲ませてくれました~~~~~~!!!」



      ギロッッッ!!!



  翔「だって、何回やっても飲めないんだもん…」


  総司「だから、これからは口移しで飲ませてもらう事にしました!!!」


 土方「イヤイヤイヤイヤ…てめぇで飲みやがれ!」


 総司「だって、飲めないんですもん…」


  土方「じゃ~仕方ねぇ…武田辺りなら喜んで引き受けてくれる筈だ」ニヤッ!


     総司「(ピシーーー!!!)」


  翔「お~~~~~~い大丈夫かぁ?」


   肩をカクカク揺らすも反応なし…


    翔「歳!どうすんの!」 


  土方「放っときゃ直るっ!」


  翔「歳が飲ませてあげれば?」


  土方「慎んでお断り申す」


  翔「クスクス…で?歳どうしたの?」


  土方「あぁ。厠だ。戻る時に口移しってのが聞こえてな…」


  翔「そんくらいでビクビクしてんなよ」


  土方「お前は俺がほかの奴と口移ししてても何とも思わないのか?」


  翔「いや…武田観柳斎と口移ししてても特には何も…」


  土方「武田限定で話してんじゃねぇ!」


  翔「…総司でも平気だよ?」


  土方「良い女なら?」


  翔「……………………………………」


  土方「どうなんだよ」


  翔「……お前はそれで収まんのか?」


    土方「さぁ…どぅだかな…」


  翔「舌を入れなきゃ許す!!」


    土方「そうなのか?」


  翔「薬は…飲み難いから…慣れるまでは仕方ないよ…」


   土方「総司でもダメだ!!!」


  翔「…じゃあ…仕方ないから歳貸してあげる…慣れれば粉よりずっと飲みやすいから!」



   ナデナデ  総司の頭をなでる翔。

 

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