浅葱色に射す一筋の光

　　土方「　強風の日を選んで御所に火を放ち佐幕派公卿の中川宮を幽閉し京都守護職の松平容保以下佐幕派 大名を殺害し、

　天皇を 長州へ連れ去る　その会合が池田屋か四国屋で行われるそうだ…恐らく、武器弾薬、古高奪還も狙って来るだろう…


　　　翔…どちらでやると思う？」


　　　翔「おそらく……池田屋……」


　　　　　土方「だそうだ…」


　　翔「でも…古高ので少し歴史が変わったから…分からない…確証はないから」


　烝「俺も池田屋に絞るのは少し心配です」


　　土方「お前は四国屋…斉藤、左之、谷、武田、松原、源さんは連れていける隊士を連れて行ってくれ…残りは池田屋。　


　　武器弾薬、古高奪還に来る恐れがある…


　　山南さんは屯所を頼んで良いか？」


　　翔「私は池田屋に行きます。

　　　　　副長は四国屋へお願いします」


　　土方「ダメだ…お前は四国屋」


　　翔「嫌です！！！　総司は此処で吐血すると言われてるんです…私が傍にいたいんです」


　　　総司「大丈夫ですよ？私は…」


　　翔「お言葉ですが…私は一番組です。組長に付いていくのは当然の事です！！！」


　　　　　土方「ダメだ！！！」


　　　　　　翔「何故ですか！！！」


　　土方「お前はいつも無茶するからだ」


　　翔「…今回だけ…今回だけは…総司といさせて下さい…お願いします…」


　　土方「……………………………………」


　　翔「お願いしますっっ！！！」土下座


　　土方「左之…斎藤…四国屋は御用改めて、何も問題無ければ直ぐにこっちに来てくれ…」


　　　　　　左之「分かった」

　　　　　　　一「はい」


　　　翔「は？副長も池田屋ですか？」


　　土方「そうだ。また何かご不満か？」


　　翔「よっしゃぁーーーーーーーー！！！

　　　　　また歴史が変わった！！！」


　　土方「うるせぇ！俺は四国屋へ向かってた筈なのか？」


　　翔「そう！　歯車が変わった…？

　メッチャ嬉しいぜぇーーーーー！！！」


　土方「うるっさいんだよ！！！てめぇは！」