浅葱色に射す一筋の光
総・翔「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
総司を窓の前に座らせ帯を緩め羽織を脱がせ、汗を拭き羽織で扇いだ。
吐血……………しなかった………………
総司の呼吸が落ち着いた頃…
宿内も静まり返っていることに気付いた
翔「………良かった…………」
総司のマスクを取って私のポカリを飲ませた
翔「く…ふ…ふぅ…うぅ…」
ポロポロポロポロポロポロポロポロ
座っている総司を見下ろしホッとして涙が零れた
総司「優輝菜…おいで?」
私は総司の前に座った。
総司は腕を引っ張り胸元に閉じ込めた
総司「ありがとう…優輝菜…」
右手で頭を撫で、左手で腰を抱き、頭にkissを落とした。
翔「こ……怖かった……………。
下で、平助はデコ斬られてるし……
新八も手が血だらけで………
総司も吐血するんじゃないかって……
マジで………怖かった……………」
総司「うん…」
翔「うぁ…良かった…グズ」
総司「………第一関門突破………」
翔「うん…」
……………………………………
ダダダダダダダダダダダダダダ
総・翔「っっっ!!!」
私は総司の前に立ち、刀を抜いた
足音が近くなっていくのを聞いて刀を持つ手に力入れた…
土方「翔!!!何処行ってたんだっ!」
翔「っっっ!!!お前こそ………
何してたんだっ!今までっっっ!!!」
総司「翔を追って行ったんですよ?」
翔「……………………………………」
土方「……心配かけやがって………」
翔「お前………副長だろ………………
何やってんだよっっっ!!!」
土方「はぁ~~~~~~~~???」
翔「持ち場……………
離れてんじゃねぇよっっっ!!!」
土方「………お前………」
翔「しっかりしろよっっっ!!!!!!
でも………………
ありがとう…………………」