浅葱色に射す一筋の光

　　　　ギィーーーーーーーーー



　　土方「悪いが…それは出来ない」


　　古高「ふっ！聞いていたのか？」


　　　　土方「お前を移送する…」


　　　　古高「分かってる」


　翔「待っててね…逃がしてあげるから…」


　　土方「はぁ～～～～～～～～？」


　 　　　　ガゴンッッッ！！！



　　翔「ｺﾞﾀｺﾞﾀが起きるんで…その時、隙を盗んで逃がします。吉田稔麿をお願いします」


　　　　古高「何度も言ったが…」


　　翔「仲間になるんです…日本全体が…あなたも無駄な争いに関わってないで…

　　日本を変えて下さい…あなたが戦に関わったら…責任とって切腹します」


　　　古高「吉田にも恨まれるな…」


　　翔「いえ…晋作にも桂さんにも坂本さんにもですよ？　あ！坂本さんを助けて下さい。
　　彼に死なれたら困ります…

　それから…久坂 玄瑞を止めて下さい…

　　　助け出すんで…お願いしますね…」


　　そう言うと土方は古高を連れ出した


　　　総司「優輝菜!!」　ギュッ！


　　翔「翔です。何起きてるんですか！！」


　　総司「寝過ぎて腰が痛くなっちゃったんで…お散歩です」


　　翔「もぅ！！！総司は新選組には無くてはならない人間なんだから…自覚持てよ！」


　　総司「分かってますって…薬…飲ませて下さい…」


　　　　　翔「御自分で…」


　　　　総司「優輝菜が…」


　　　　　翔「総司が…」


　　　　総司「翔が…」




　　　翔「……………………………………」





　水を口に含み、ｻﾌﾟﾘと一緒に総司の口に流し込んだ