浅葱色に射す一筋の光





  土方「一緒に作り上げるんだろ?」


    翔「………うん……ん?」


  土方「武田に言ってただろ?俺らを売った時」


   翔「……き…聞いてた?」


   土方「あぁ。しっかりと……」


   翔「良い案でしょう?」


  土方「あいつに体を看られるのは屈辱だ」


  翔「じゃ、しっかり健康管理すれば?」


    土方「だな………」ブルブル 


       裾を捲ると…


     翔「鳥肌立ってる…」


     土方「想像しちまった…」


      翔「ケラケラケラケラ」


    土方「身の危険を感じる…」


     翔「頑張って!!!」


  土方から抜け出し

 「総司んとこ行ってくる…」と、言うと…


   土方「…………接吻すんなよ?」


  翔「っっっ!!! えっ? はっ?」


  土方「平助が左之に話してるの聞いた」


  翔「…………………あんにゃろぉ~~!」


  土方「いつか食われちまうぞ………」


   翔「……………………………………」


  土方「触らせるなよ…薬の口移しも止めろ………あいつを苦しめるだけだ………」


  翔「…………うん……………」


  腕を引っ張り、また抱き締める土方


  土方「俺も…デカイ男じゃねぇんだ。お前が他の男に抱かれるのを想像もしたくねぇ」


     翔「うん。分かった…」


    土方は首筋にキスマークを付けた


    翔「止めろよっっっ!!!」


  土方「総司を諦めさせてやれ。

      お前も俺に付けろ…」


     翔「ムリムリムリムリムリムリ」


  土方「あいつは弟みたいなもんだから…

    同じ女を取り合うのは嫌だし、

    傷は浅い方があいつのためだ」



 翔は頷くと土方の首筋に小さなキスマークを付けた

  
  土方から抜け出し総司の部屋へ行った
 
  


< 208 / 407 >

この作品をシェア

pagetop