浅葱色に射す一筋の光





  左之「俺は戦線離脱する」


  新八「は?」


  左之「出会いがあった…オマサちゃんって言うんだけどな~…可愛い子なんだよ…」


  翔「赤ちゃん産まれたら抱っこさせてね」


  左之「気が早ぇんだよ!」


  翔「大丈夫…絶対結ばれるから!!!」


  左之「史実か?」


  翔「大切にしてあげてね!」

  左之「あぁ」


  総司「左之さんがいなくなれば、強敵は土方のみ!」


  土方「呼び捨てしてんじゃねぇ。まぁ、よかったな…敵は少ない方が良い」


  平助「俺もいるんだけどぉ~~?」

  土・総「……………………………………

        ふんっ!」

  平助「うわぁ~~~…ひでぇ~~……」


   二人に鼻で笑われた平助………。

 


   ーーーーーーーーーーーーーー




 町で三番組の見回り中、ある噂を耳にした


 『長州のなんちゃらって良い男が池田屋のあの事件の時、自刃したんやってぇ』


    『吉田はんじゃないの?』


   『えぇ?良い人やったのに~』


        グイッ!

  
   女の子の裾を引っ張って訪ねた


   翔「吉田稔麿のことですか?」


  『あぁ、確か…そんな名だったような…』


  翔「格好良くて、優しくて、笑顔が可愛い?」


    『え?あぁ…そうどすなぁ』


    翔「どうしてっっっ!!!」


  『いやぁ、噂やから分からんけど、

   藩邸の前だったっちゅ~話やで? 

     吉田はんだけのぅて、

     何人もいたみたいやね』


     翔「っっっ!!!」


    一「…………………行こう」


       翔「はい…」

  
    終始無言で屯所に帰った



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