浅葱色に射す一筋の光




   翔「麻呂が死んだ?嘘でしょ?あれだけ言ったのに……………………………………

   あいつ…裏切りやがったな………

    死んだら拷問にかけてやる」



     ブツブツブツブツブツブツブツ



  襖の外には土方、総司、平助。


   土方「…吉田が死んだ?」


   総司「…大丈夫ですかね…また…」


   平助「…何かやらかすな…」


   土方「翔から目を離すな…」


   総司「その方が良さそうですね…」


  翔「禁門の変が近いってのに

 何やってんだ…あの馬鹿はっっっ!!!」



       ダンッ!



  部屋の壁を殴った音にビックリした三人は襖を倒してしまった…



  土・総・平「はははははははははは」


      翔「何か?」


  土方「かっっ!!壁…壊すなよ!!!」


  翔「か弱い女が壊すほどの力を持ってる訳ないだろ…」


  平助「…でも…凹んでるし…割れてる」


  土方「か弱い女はまず壁を殴らない」


     総司「…大丈夫?」


  翔「ご心配なく…あの世に行ったら…

   こうグチャっと潰してみせます」

    身振り手振りで吉田稔麿を
  
   潰して潰して小さくしてみせる


    土方「…が…頑張れ…」


     翔「はい」ニコー!!

  

   ーーーーーーーーーーーーーー



 
  古高に何て言えば良いんだよ~…馬鹿…


  

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