浅葱色に射す一筋の光





  蛤御門まで戻ると…新選組が…いない…


     はて…どうしようか…。


  
      必死に記憶を辿る


    
     伏見の陣地まで行くかな…

 

  走りながら…考えた。これ…全て私の行動が、から回ってて、みんなに会えずに禁門の変が終わったら…

 屯所で私…歳に間違い無く殺されるね…


  伏見の陣地に着いたのは夜だった。


  翔「つかぬ事を伺いますが…ハァハァ…此処に新選組はいますか?」


       門番「は?」


  翔「蛤御門で戦ってたんですが…いつの間にかはぐれてしまいました。 

  私は新選組3番組の碧野翔と申します。

  斎藤一か土方歳三…いや…沖田総司を

      お願いします……………」


     深々と頭を下げると…




   ダダダダダダダダダダダダダダ




      ドガっっっ!!!




   土方の跳び蹴りが降ってきた…



  土方「何やってんだ!てめぇは!
   すまない。うちのもんが迷惑かけた」


 軽く門番に会釈すると髪を掴んで中に入れた


    新選組が集まる中に入ると…


      ガゴンッッッ!!!


    近藤さんの拳骨が飛んできた


  近藤「何をしていた!!!勝手に陣を抜けるなど…言語道断!!!本来なら切腹だ!」


  翔「はい。申し訳ありませんでした」


  一「半刻って言ったはずだ…」


  翔「申し訳ありませんでした。

  蛤御門まで戻ったらもう新選組がいなかったもので…探し回ってました…」

 



< 218 / 407 >

この作品をシェア

pagetop