浅葱色に射す一筋の光




  土方「………………刀はどうした!!!」


  翔「あ……………返して貰うの忘れた…」


  土方「まさかとは思うが…役人と斬り合ってねぇよな…」


  翔「……………………………………」


     土方「どうなんだ」


  翔「斬り合いました…でも、吉田稔麿と名乗ったし、顔を覆ってたから大丈夫です!

     ……………………………………多分」


     ガゴンッッッ!!!


  土方「顔がわれたらぶち込まれるぞ」


    翔「はい。覚悟しておきます」


     土方「逃がしたのか?」


        翔「はい」


  土方「そうか…この戦が終わったら…てめぇには、一月、厠掃除を命ずる…」


  翔「っっっ!!!今切腹します!!!」


  土方「ダメだ。決定事項だ!!!」


 翔「お願いします。厠掃除だけは!!!」


     土方「頑張りたまえ…」


  翔「幹部全員と寝るから!!!」


  土方「…全然罰じゃねぇじゃねぇか!」


    翔「この刑を提案したのは?」


       土方「俺だ」


  翔「じゃ、今から抱いて良いから!」


  総司「そう言えば!私も提案しました」


  土方「してねぇ~よな……だから……

 抱かれるってことは罰になんねぇだろ!

 其れと此とは別で抱いてくれって言うなら…

      仕方ねぇ………抱いてやる」


    翔「いらねぇ~~よ!!!

       総司!助けて!!!」


   総司「抱いて欲しいんですか?」


    翔「ちげぇーーーーよ!!!」


  あぁ~~~~~~~~~~~~~~!


  私…きっと泣く…いや…心臓止まる。


  翔「…今までお世話になりました…」


   深々と頭を下げてダッシュ!!!


    門で待ちかまえていたのは……




         左之と槍




     首を掴まれまた逆戻り




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