浅葱色に射す一筋の光





 翔「良く考えたら世の中………

    虫だらけじゃねぇかっっっ!!!」


    土方「どうすればいい?」


   翔「長州の排除より虫の排除を…」


  土方「……………………………………」


  はぁ~~~~~~~~~~~~~~


    土方は溜め息をついた


  土方「質問を変える。何している時、虫を忘れられる?」


  翔「ん~~~~…分からない…」


  土方「……………………………………」


  はぁ~~~~~~~~~~~~~~


  翔「ぎょあぁぁ~~~~~~~」
        蟻が登ってきた…  

  蟻を振り払い、土方の肩に飛び乗った…


  土方「………………まだ手ぇ洗ってねぇ…」


   翔「ごごごご…ごめん!!!」


  急いで降りようとしたけど、土方は


  土方「良い。このまま井戸まで連れてってやる…目ぇ瞑ってろ…」


       翔「スミマセン…」


  土方「…戦はちゃんとやるか、屯所帰るか…どうする」


      翔「戦います」


     土方「そうか。頼むぞ」


    井戸で手を洗い、鎧を身に付けた


    翔「土方…格好いいね~」


  土方「だろ?お前も鎧着けると男にしか見えねぇぞ?」


    翔「それ、褒めてんの?」


       土方「あぁ」

 
       カサカサカサカサ


 翔「っっっ!!!で…出たぁ~~!!!」


  土方「目ぇ瞑れ!総司、後ろだ!殺れ」


    総司は一突きで仕留めた


  その刺したままのGを私にむける総司


  土方「総司!!!辞めろ!!!」


     バタン   はぁ~~~。


  土方は鎧姿のままの翔を膝にのせ


     出陣の時を待った…


  土方「そろそろだ。起きろ!翔…」


     翔「ん…ゴメンナサイ…」


    土方「戦…行けるか?」


     翔「うん。行く…」


   3日目…蛤御門近くの残党処理…


        長州は惨敗だった…


   古高…大丈夫だったかな~



 鳥羽伏見の戦いからは敗戦続きなんだよね…

  

    生きて欲しいな…みんな…

  

    禁門の変は幕を閉じた
  



  
  
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