浅葱色に射す一筋の光
翔「そうですか…何とでも言えば良いじゃないですか…馬鹿を相手にするあなたも
相当馬鹿ですけどね」
ガチャン!!!
土方が御膳を引っくり返した
土方「てめぇ、嘗めるのもいい加減にしろよ?」
翔「すぐそうやって力でねじ伏せようとする…」
土方は立ち上がり、翔を蹴飛ばし胸に足を置いた
土方「グダグダ言ってんじゃねぇ…クソ餓鬼がぁっっっ!!!」
総司「土方さんっっっ!!!止めて下さい!!!」
幹部が土方を羽交い締めにした
左之「止めろって!!!」
翔「殺せよ? 邪魔なんだろ?」
新八「翔!!!挑発すんなっっっ!!!」
翔「邪魔者は消す。新選組のやり方だよね…」
土方「あぁ…そうだな…」
土方は抜刀し、翔の首に突き付けた
翔は目を瞑り、土方の刀を握った
土方の刀から翔の血が滴り、胸元に伝った
近藤「止めろっっっ!!!」
パンッ! パンッ!
近藤は怒鳴り、土方と翔に平手打ち
近藤「お前等、何があった!!!」
土方「何でもねぇよ…」
近藤「翔、歳を此処まで怒らせる何かがあったんだろ!!!」
翔「……………………………………」
近藤「言えぬのか?」
土方「……………………………………」
一「翔…いい加減にしろ………
手当するから来い」
土方は怒りが収まらずそこいら辺の御膳を蹴り飛ばした…
バチンッッッ!!!
翔「食べ物を粗末にすんじゃねぇよ…世の中には…食べたくても食べられなくて
死んで行く子供達が沢山いるんだ」
バチンッッッ!!!
土方「俺に触れるなっっっ!!!」
一「はぁ~~~」
一は翔を担ぎ上げ、土方に一礼し、広間を後にした。
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