浅葱色に射す一筋の光
翔・総司・土方「っっっ!!!」
三人は門前まで走っていった
翔「何してんのっっっ!!!また捕まるじゃんか!このボケェ~~~~~~~~」
必殺跳び蹴りっっっ!!!
古高「俺はもう古高俊太郎ではない。戦にも出ない」
土方「何の用だっっっ!!!」
総司「用件によっては斬る!」
総司は抜刀し、古高に突き付ける
翔「命からがら逃がしてやったのに…死ぬよ?」
古高「優輝菜…俺と来い」
土方と総司が翔の前に出た
翔はその二人を潜り抜け二人の前に出た
土方「てめぇは下がれ」
土方は翔の襟首を掴み後方へ押しやる
翔「大丈夫だから!!! で?」
古高はギュッと翔に抱き付き耳許で呟いた
古高「政に参加せよ…戦ではなく、
政で世を変えろ。お前にも俺らにも
必要な筈だ」
土方「翔から離れろ」
土方も抜刀し、古高に突き付ける
翔「……断る。今其れどころじゃないの…一仕事終わらせないと…」
土方は翔を引き寄せた
土方「こいつは佐幕なんだ」
翔「違います」
土方「捕まるか…死ぬか…立ち去るか…」
古高「今日の所は引き上げるがまた来る。 優輝菜…必ず迎えにくる…」
翔「あ!そうだ!新選組が完全に倒幕派になったら…そっちに行っても良い。
条件は……戦を納めよ…手筈が整ったら行っても良い」
古高「っっっ!!!誠かっっっ!!!」
翔「良いよ」
古高「その時は…俺の嫁になれ」
翔「それは無理!!!」
古高「ふふふ。落としてやる…」
古高の顔が優輝菜に近付いてきた
グイッッッ!!!
土方は後ろに退くと同時に総司を突き出した
チュッ!!!
全「……………………………………」
総司「ぎゃぁあーーーーーーー!!!」
古高「っっっ!!!貴様ぁっっっ!!!」
古高は土方に食ってかかる
古高「俺を汚すなっっっ!!!」
総司「それは私の台詞です!!!」
翔は…そっと土方から離れ、縁側へ向かった