浅葱色に射す一筋の光
下に降りると2人とも絶句…
過去で使えそうなものは全て持ってった
パパ「ちょっと病院見て来る!」
ダッシュで病院へ向かったパパ
優衣「……………………何コレ…」
ママ「優輝菜の仕業……」
優衣「クスッ 優輝らしい……」
ママ「そうだよね~」
優衣「あ…ママそのネックレス」
ママ「優輝菜の」
優衣「私も…ほら!」
取り替えたブレスレット
ママ「とうとう取り替えたんだぁクスッ」
優衣「まぁ、優輝が勝手に…だけどね」
ママ「うん……そうだね…」
ーーーーーーーーーーーーーー
パパ「……………………やられた…………」
優輝菜が分かる薬、包帯、ガーゼ、
消毒液は全て持ち出された。
パパ「聴診器、ピンセット、絆創膏、
ハサミ…はぁ~。マスクに…糸に…針…
麻酔…注射器…
使い回しは止めろよ……
肝炎になっちまう…ゴム手…ライト…
あいつは軍医か? はぁ~参ったなぁ~」
パパはトボトボ帰った
ママ「どうだった?」
パパ「使えるもんは全て持ってかれた」
ママ「しょうがないね…結婚祝いだね…
これは!!!ウェディングドレスも持ってかれたし」
優衣「マジかぁ~!」
パパ「諦めよう…すぐ薬発注しないと!」
優衣「前に進もうね……見て……」
携帯の中に移る透けた優輝菜と優衣
優衣「最後会えたんだぁ…優輝菜…
笑ってた…幸せそうに……
コレで良かったんだよね」
パパ「これからも4人家族は変わらない」
ママ「うん。前に進もう…
まさか優輝菜に助けられるとはね~」
優衣「優輝、幸せそうだった…
今子作り中って言ってた…」
ママ「……なかなか出来なくて
土方がイライラしてるらしいじゃん」
優衣「へぇ。そうなんだ…」
パパ「せめて写メが送りあえれば
孫の顔も見れたのに……」
優衣「ははは…そうだね」