浅葱色に射す一筋の光




   下に降りると2人とも絶句…

   
 過去で使えそうなものは全て持ってった


   パパ「ちょっと病院見て来る!」

  
   ダッシュで病院へ向かったパパ


   優衣「……………………何コレ…」


    ママ「優輝菜の仕業……」


    優衣「クスッ 優輝らしい……」


    ママ「そうだよね~」


    優衣「あ…ママそのネックレス」


     ママ「優輝菜の」


     優衣「私も…ほら!」


      取り替えたブレスレット


  ママ「とうとう取り替えたんだぁクスッ」


  優衣「まぁ、優輝が勝手に…だけどね」


  ママ「うん……そうだね…」


 

    ーーーーーーーーーーーーーー



  
  パパ「……………………やられた…………」



  優輝菜が分かる薬、包帯、ガーゼ、

   消毒液は全て持ち出された。


  パパ「聴診器、ピンセット、絆創膏、

  ハサミ…はぁ~。マスクに…糸に…針…

      麻酔…注射器…

     使い回しは止めろよ……

   肝炎になっちまう…ゴム手…ライト…

 あいつは軍医か? はぁ~参ったなぁ~」



    パパはトボトボ帰った



     ママ「どうだった?」


  パパ「使えるもんは全て持ってかれた」


  ママ「しょうがないね…結婚祝いだね…

これは!!!ウェディングドレスも持ってかれたし」


     優衣「マジかぁ~!」


  パパ「諦めよう…すぐ薬発注しないと!」

  
  優衣「前に進もうね……見て……」


  携帯の中に移る透けた優輝菜と優衣


  優衣「最後会えたんだぁ…優輝菜…

     笑ってた…幸せそうに……

     コレで良かったんだよね」


 パパ「これからも4人家族は変わらない」


  ママ「うん。前に進もう…

  まさか優輝菜に助けられるとはね~」


  優衣「優輝、幸せそうだった…

    今子作り中って言ってた…」

  ママ「……なかなか出来なくて

    土方がイライラしてるらしいじゃん」


   優衣「へぇ。そうなんだ…」


  パパ「せめて写メが送りあえれば

      孫の顔も見れたのに……」


    優衣「ははは…そうだね」

  


< 303 / 407 >

この作品をシェア

pagetop