浅葱色に射す一筋の光
優輝菜「さて……早く治して仕事しよ」
土方「あ?」
優輝菜「坂本さんにも会いたいし…徳川慶喜も気になるし」
土方「そうだったな……てめぇが勝手に突き飛ばし、勝手に撃たれたせいでな…」
優輝菜「オホホホホホホホ 上様の命…守るのも私の仕事…命を懸けて助けられて有り難き幸せ」
土方「あぁ…そうかい。言いたいことはそれだけか?」
優輝菜「だす」
土方「お前は何度俺に心配かけるんだ!」
優輝菜「私は新選組隊士…
いつ命を失うか分からない身…
あなたもそれは分かっているでしょう」
土方「俺の嫁でもあるだろ」
優輝菜「申し訳ない」
土方「はぁ~~。また眠りについてくれ!」
優輝菜「ふざけんな!!」
総司「でも…よく分かりましたね…敵の気配無かったのに…」
優輝菜「太陽の光が銃に反射してた…
たまたま私が光を見ちゃったのよねん」
総司「なる程…」
優輝菜「何度も死にそうになっても死んでないから…
これからも死なないから大丈夫!」
土方「……………………………………」
優輝菜「歳三さん、歳三さん」
土方「なんだ」
優輝菜「お腹空いた…総司…その荷物取って!」
荷物をガサゴソ漁り、取り出したものは
優輝菜「テレレレン どら焼き~」
優輝菜は三等分して二人にあげた
総司「おいひいでふね」フフフ
土方「飲み込んでから話せ!!!」
ーーーーーーーーーーーーーー
優輝菜はこうして本当の幕末の志士になった。
ーーーーーーーーーーーーーー