浅葱色に射す一筋の光




   総司「取り敢えず…帰りましょう」


  優衣「沖田総司…悲劇の天才剣士…」


 総司「悲劇は付かないように予防してます」


   優衣「格好いいね~!!」


  総司「……………………………………」ポッ


  優輝菜「照れてんじゃねぇよ…ヘッポコ総司!

     妹に手を出すつもり?」


  総司「さぁ。行きましょう!」


  優輝菜「聞け!コラ! あ……鬟どうする?」


  土方「知らねーよ!其処に置いとけ…」


    優輝菜「はい…ポイッ!」


  土方「捨ててんじゃねぇよ!!!」


  落ち武者と鬟は、其処に放置され優輝菜達は帰屯した。


    近藤「本当に瓜二つだな…」

 
  優衣「碧野優衣と申します」

     と、頭を下げる優衣


  近藤「…中身は違うみたいだな…」


  優輝菜「失礼ですよ…本人目の前に…」


  総司「私の部屋で良いですか?」


  優輝菜「は……ーchanが良いんじゃない?」


    総司「優輝菜は黙って!」


      一「俺は構わない」


     平助「俺が良い!!!」


   新八「俺に譲ってくれ!頼む!」


 優輝菜「じゃあ、私と優衣が二人部屋に…」


     幹部「黙れっっっ!!!」


    優衣の争奪戦が始まった…… 


   土方「優衣は剣は使えるか?」


 優衣「いえ…優輝菜と喧嘩する程度です」


  土方「じゃ、生きていけるな…」


 優輝菜「はぁ?みんな…私の扱い酷くね?」


  土方「お前と対等に戦える奴は

     そういないだろ…………」


  優輝菜「……………………………………」


    優衣「台所でも良いですよ?」


     総司「危険です」


     優衣「廊下」


     総司「駄目です」


     優衣「じゃ~屋根」


  総司「優輝菜みたいですよ?
 
     あなたはオナゴなんです。

     私の部屋にきて下さい」




  優輝菜「私もオナゴだよっっっ!!!」

  


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