浅葱色に射す一筋の光





  土方「総司も優衣も大人なんだ…口出すな!!」


  優輝菜「優衣は私程強くないから…」


  土方「……………………………………。

   大抵の女はお前より弱い!!!

  お前より強い女がいたら寧ろ拝みてぇ」


  優輝菜「あのですね…土方さん…

   私だって産まれた時から強かった

   訳じゃないんですからね!!!」


  土方「…あぁそうかい…俺は仕事する」



    優輝菜「じゃあ…私は…」



  土方「部屋から出るなっっっ!!!」



   優輝菜「くそっっっ!!!」




   ーーーーーーーーーーーーーー




      スパンッッッ!!!



    総司「土方さんっっっ!!!」



    土・優輝「(ビクーーーー!!!)」



    土方「何だよっっっ!!!」



  総司「優衣の着物と刀を買ってきます!」



    土方「……気を付けろよ!」



  総司「私は強いですから大丈夫です」



  土方「てめぇじゃねぇよ!!優衣だよ」



  総司「フフフ…分かってますよ!じゃ、行ってきますね…」



    優輝菜「じゃ、私も…」



    総司「結構です!!!」



     バタバタバタバタバタバタ



  優輝菜「お~~~~~い!!!」



  土方「姉馬鹿もいい加減にしろ…」



  優輝菜「歳さぁ~~~~~ん!

     久々に町に行きません?」


    土方「俺は忙しいんだ……」


  優輝菜「はぁ~~~~…

   良いなぁ~…初々しいなぁ…

   釣った魚に餌をやらない旦那様を

    持った私は可哀想………………」



  土方「うるせぇっっっ!!!!!」

 

  優輝菜「……………………………………。

        屋根行って来ます……」

     


    ーーーーーーーーーーーーーー




   屋根の上で寝転んだ優輝菜…


 優輝菜「ママとパパ…大丈夫かなぁ…
  
    寂しいよなぁ~~~~………

   うちら…ほんっと親不幸もんだよ! 
  
     それにしても……………………

    歳と最近出掛けてないなぁ~…

  馬鹿野郎…クソボケ土方めっっっ!!!」


  土方「……………………………………。

   ほぉ~…俺は仕事に戻らせて頂く…」



  土方は町に連れてってやろうと、

    屋根に登ってきていた



 優輝菜「歳さんっっっ!!!

      愛してます…愛してます…

        ゴメンナサイ!スミマセンでした!」



 降りようとしている土方の髪を引っ張った


   土方「髪を掴むなっっっ!!!」


 優輝菜「ゴメンナサイ…夜…御奉仕致します…」



  土方「よし!今すぐ町に行くぞ!」



  優輝菜「ありがとぅございます」ニコッ!

  



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