浅葱色に射す一筋の光
土方「で?何処行きたいんだ?」
優輝菜「特に決めずにのんびり歩きたい」
土方は優輝菜の手を繋いで歩き始めた
土方「あったけぇなぁ…」
優輝菜「うん。気持ちいいね…」
土方「何か欲しいもんは?」
優輝菜「…ん~…お蕎麦!」
土方「また蕎麦…たまには違うもん食いてぇよ」
優輝菜「じゃあさ、食べ歩きしようか!」
土方「あぁ。そうするか…」
二人は屋台の天ぷらを食べたり
お饅頭を食べたりしながらフラフラ徘徊した。
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優輝菜「河原に行こうよ!!!」
土方「あ?あぁ…」
優輝菜「ヤダ?」
土方「いや…お前、着物とかいらねぇのか?」
優輝菜「袴や着流しのがいざって時、動きやすいんだよね~」
土方「来いっっっ!!!」
土方に引きずられ、呉服屋へ連行
土方「こいつにコレ着せてやってくれ」
ササっと決めて奥の部屋へ
連れて行かれた優輝菜は久々に着物を着た
白地に梅の花が散りばめられたら可愛い着物…
優輝菜「く…苦しい……あ!
懐に少し隙間開けて下さい…」
女将「何で?」
優輝菜「これ入れたいんです」
取り出したのはピストルと小刀
女将「クスッ…あかん…入らんよ?
じゃ、風呂敷をこうやって…」
風呂敷をbagにした女将さん
優輝菜「凄いですね」
女将「あんさん、新選組でも…
オナゴなんやから…そんなん
持ってたらあかんよ?」
優輝菜「私は…女である前に隊士です。
町民を守るのが私の仕事です」
女将「かいらしい顔してはるのに…
もったいないわぁ」
髪を結う間にそんな話をしていた
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