浅葱色に射す一筋の光





  優輝菜「じゃじゃ~~~~~~ん!

     どうだ!!! 歳!!!」


  土方「着物着ている時くらい

       しとやかにしろ」


  優輝菜「ピストルと小刀は………

    この中に入れて貰いました!」


  土方「クスッ 分かった分かった……

 じゃじゃ馬の世話…悪かったな…勘定を…」


      女将「おおきに~」


 優輝菜「歳さん…ありがとぅございます」


    土方「あぁ…行くか!」

  
      優輝菜「うん」


    手を繋いで河原に向かった


  土方は手拭いを敷いて私を座らせた


  土方は私の後ろに座り、抱き締めるように座った


    土方「お前…不満はないか?」


    優輝菜「私の不満は…厠だけ」


    土方「まだ慣れねぇのか…」


    優輝菜「はい。全く……」


     土方「組には?」


 優輝菜「全く問題なし!幸せそのもの!」


    土方「貧欲だな…本当に…」


 優輝菜「子供出来たら…仕事どうしようか」


 土方「優衣や総司、原田や山南さんもいる…

      何とかなるだろ…」


 優輝菜「私が双子だからね…双子かもよ?」


  土方「あぁ。上等だ。双子とお前を

   養う位の給金は稼いでるからな!」


 当時、3両もあれば余裕で生活出来た時代

 土方は30両稼いでいた…+優輝菜が10両。
 

     相当貯まっていた…


  優輝菜「子供の名前、考えた事ある?」


  土方「あぁ。もう決めてある」


    優輝菜「何々~~~?」


    土方「産まれたら教える」


  優輝菜「何だよ~~~~~~!!!」

  
      土方「愛してる…」


     優輝菜「私も愛してる」


   土方は優輝菜の首に顔を埋めた


   優輝菜「やめてよ…外だよ?」


 土方はふっ!と笑って優輝菜の手を引いた

  

  

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