浅葱色に射す一筋の光




   総司「あーー!!!

 土方さんと優輝菜! 何処行くんですか?」


    土方「待ち合い…ムグッ」


    優輝菜「お散歩!!!」


  総司「じゃ、一緒に行きます。

   こっちも買い物終わりましたし!」


    土方「いや…今から…ムグッ」


 優輝菜「うん。行こう!優衣可愛いじゃん」


     優衣「優輝もね~」


  土方「俺らはちょっと行きてぇ処あって……」


  総司「何処です?私達も付き合います!」


     土方「そうか?茶屋だ」


  総司「…でも、私ますく外せませんし」


      土方「待ち合い…」


  総司「っっっ!!!」総司は優衣を見た


    優衣「茶屋待ち合い?」


     土方「待ち合い茶屋」


  優衣「甘味屋さんじゃないんですか?」


      土方「休憩処だ」


  優衣「休憩しましょうか?

      沖田さん疲れてます?」


    総司「……えぇ。まぁ…」


    優輝菜「帰りましょう。

        今すぐ帰りま…ムグッ」


  土方「総司も疲れたか…じゃ、行くか!」


  優輝菜「ムグッ ムグッ ムグッ ムグッ」


  土方に口を塞がれたまま歩かされた


 優輝菜は必死に優衣に視線を浴びせるが、

   優衣は楽しそうに笑ってるだけ


 馬鹿野郎!!!優衣の貞操がっっっ!!!

  


   ーーーーーーーーーーーーーー



  待ち合い茶屋前


   優衣「此処はっっっ!!!」


   土方「待ち合い茶屋」


   優輝菜「ムグッ ムグッ ムグッ ムグッ」


   優衣「私は…帰りますね…」


    コク コク コク コク コク コク


   喋れない優輝菜は必死に頷く


     総司「嫌ですか?」


   優衣「この時代に貞操観念って

        無いんですか?」


    コク コク コク コク コク コク


   土方「あぁ。ないな…」


   優輝菜「ムグッ ムグッ ムグッ」


   土方「俺らは行くけど…」


   ノーーーーーーーーー!!!


   フル フル フル フル フル フル フル


  総司「何もしませんよ…

    行きましょう?何もしませんから」


     嘘吐き小僧めっっっ!!!


 優輝菜が優衣の手を掴もうと手を伸ばすと


    総司が優衣の手を繋いだ


  口を塞がれたまま部屋へ案内された






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