浅葱色に射す一筋の光




  優衣「お兄さん!総司!

  私………死んだんです …………両親も…」 


  土方「っっっ!!! 今言うかっ!」


  総司「あなたは……薄々感じてましたが
     まさかご両親もっっっ!!!」


  優衣「母は……やはり

   耐えられなかったみたいです……。

   家に火を放ちました………………

     ……………………一家心中でした」



  土方「……………………………………

  優輝菜には決して言うな!!!3人の

 心の内に秘め、墓まで持って行くぞ!!」



     優衣・総司「…はい」 




   ーーーーーーーーーーーーーー





 大阪城から少し離れたところでエンジンを切り
  

 少し押して歩いた。門が見えるところまで来ると、準備を始めた


  ピアノ線でバイクと銃をくくりつけ、


  アクセルを目一杯引くと弾が出るように仕掛け、パパとママの車2台、


 船から1つ、計3つの発煙筒を装備………


  瓶に酒を入れ手拭いを染み込ませ、


  瓶から少し布が出るようにした火炎瓶


  弾を拝借し、弾から火薬を取り出し、


   竹筒で作ったなんちゃって爆弾


  導火線は縄を解き、適度な太さで

      編み直したのだ。


  竹筒爆弾をバイクや体にガムテープで巻き付けた

    
 少し準備に手間取ったが、心の準備には 
 
    

     丁度良い時間だった


 
    新選組は………間に合った


  優輝菜にバレないように距離を取り


     息を殺し様子を見ていた


        ポンッ! 


   土方「(ビクーーーーーーー!!!)」


   肩を叩いた奴をひっ叩こうと


   平手を振り上げ後ろを見ると   



       ガシッ!!!



   坂本 桂 西郷 古高 中岡 


     掴んだのは  坂本


 その後ろには物凄い数の長州藩・薩摩藩


 土方は感動でウルッときて近藤を見ると


      近藤   爆泣 


  土方「優輝菜の為に…………………

   ありがとうございますっっっ!!!」



    土方は深々と頭を下げた  



   
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