浅葱色に射す一筋の光
近藤「何故…独りで行ったんだ!」
優輝菜「……………………………………。
新撰組としてではなく、
碧野優輝菜として行ったんです。
爆弾で木っ端みじんになれば
新撰組には迷惑かけない」
近藤「何故其処まで…!!!」
優輝菜「私の病気は…
不完全右脚ブロックと言う心臓の病気です
たまに襲う胸の痛みは半端ない…
息が出来なくなる…
折角戦前の時代に来たのに、
ただ何もせず死ぬのを待てと?
未来では沢山の人が苦しんでるのに
何もしないで新撰組でただ幸せでいろと?
此の時代に来た時点で、
未来の病気の人達の一生を
背負ってたんだ! 何もしないで
指をくわえてる人生なら…
死んだ方がマシ!」
バチン!!!
近藤「お前はみんなを生かした。
しかし、お前は…勝手に死ぬのか?
病が苦しいから…逃げるのか?
甘ったれるな!」
優輝菜「…スミマセン」
近藤「お前も生きるんだよ!
自分だけ犠牲になろうとするな!」
優輝菜「ハイ…スミマセン」