浅葱色に射す一筋の光
維新!
一刻程眠り、起こされた優輝菜
土方「行くぞ。支度しろ」
優輝菜「はぁい」
土方「総司行くぞ~」
優輝菜「優衣、スマホ持って来て」
優衣「分かったぁ」
ーーーーーーーーーーーーーー
蛤御門に着くと、門番は直ぐに
屋敷に入れてくれた
客間で待つこと数分ゾロゾロ部屋に入ってきた
慶喜「良く来たな~…では始めるか!
しかし、優輝菜が時を越えてきたとは!」
優輝菜「何で飛ばされたかは不明ですけど…」
慶喜「っっっ!!!
お前、あの時、戦を止めに来たとっっ!!」
優輝菜「あ、そうだったね。まぁ、
来たからには平和にしたいのが
人情なんですっっっ!!!」
慶喜「その楽観的なの何とかならないのか………」
優輝菜「無理です。私がいつも
ピリピリしてたらみんな苦しいでしょう?」
慶喜「ぴりぴり?」
優輝菜「殺気立ってると言うか…?」
慶喜「なるほど」
優輝菜「では…まず慶喜は見てるけど、
他の人は見てないから、見て下さい」
優輝菜はビデオカメラの電源を入れ、
スイッチをプロジェクターに切り替え
壁に映しだした
全「っっっ!!! おぉ!!!」
いちいち見せるみんなの反応が
面白くて優衣と笑っていた
一通り見ると坂本が言った
「世は変わり住みやすそうじゃが、
戦とは残酷じゃと思わんかぁ~~~~」
優輝菜「これから先、起こる内戦は
およそ10年後の西南戦争…薩長の争いです」
西郷「何故だ!」
優輝菜「武士が必要か……
必要ではないか…意見の食い違いですよね。
簡単に言えば……」
土方「………で、無くなったんだな?」
優輝菜と優衣は頷いた
優輝菜「確かに……
必要ようかと言われれば…答えは否です。
ですが、私の周りには武士しかいない。
彼等を想うと悲しくもあります。
彼らは何を思い、諦めたんでしょうね………
私の時代に武士はいないけど、
異国の人とか偽物の刀をお土産に
買って行ったりしますよ? それに…
浅葱色の誠の文字が入った羽織りが
売ってたりします クスッ
私も欲しかったなぁ~…
土方や沖田の名前入りの羽織り。
まだまだ日本と言えば武士と考えてる
異国人は沢山います。 嬉しいですよね」
土方「羽織が買えるのか?」
優輝菜「うん。普通に売ってた雷門に…」
土方「江戸に?」
優輝菜「うん」