浅葱色に射す一筋の光




  翌朝…いつものようにはだけた翔を見てため 息をつく。 他の部屋への移動…一人部屋には ぜってーさせられねーな……。

 下着とやらを頑なに脱がなかった理由はこれ か……………。 確かに…脱がせらんねーわ。

 毎朝、総司来るしな……。今朝は珍しく早くに目 が覚めたから総司が来る前に直しとくか。

  翔を起こし、着流しを直した。


 土方「おい。今日は遠慮なくいかせてもらう 。お前も本気で来い!!」

 翔「了解!! 早くやりたいね!!」

  と、ウキウキの翔を見て微笑む土方。



   ーーーーーーーーーーーーー



      スパンッッッ!!!

 沖田「おはようござい……あれ!もう起きてる ~。珍しいですね…。翔の寝顔が見れなくて残 念です」と、うなだれている沖田。

 土方「チッ!! あぁ。今日は大事な試合なん でな…平隊士の手前、負けられねぇし、気合いだな…」と、笑った。

 翔「おはよう、沖田!! 今日も格好いいね!!」

 沖田「……………そうですか…………朝餉なんで 早く顔洗って来て下さいね」

  そう言って沖田は部屋から出ていった。

  土方「総司っっっ!!! ちゃんと襖閉めろ !!! 馬鹿者っっっ!!!」

 屯所中に土方の怒鳴り声が響き渡り、組、 全ての者が飛び起きた…。

  土方「翔。身支度して朝餉行くぞ」

       翔「へい!」

 今日の戦いは最終日。 気合いをいれよう!!

   沢山食べて試合に備えよう!!




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