浅葱色に射す一筋の光




   夕餉の時間…

 優輝菜は寝てるので土方だけ広間に来ていた


  土方「みんな知ってると思うが…

    今日俺の子が産まれた……

   名前は決めてあったんで……報告」


      半紙を掲げた


  土方「土方 勇司 と 土方優愛だ

   宜しく頼む。優輝菜も隊務があるから

     皆で協力してやってくれ!

   それから…勇司は幼いうちに

      剣を叩き込むから…

   幹部連中は稽古付けてやってくれ

 優愛は…間違い無く優輝菜に似るはずだ……

  みんな覚悟を決めてくれ!! そして……

 優愛に手を出した奴は……俺が責任もって

   速やかに逝かせてやるからな~」


    総司「ひ…土方さん…

       私の名前を……グスン」


    近藤「ありがとう…歳…グスン」


   土方「断りもなく悪いな……」


  総司「ありがとう御座います グスン」


    近藤「感動した……」


  土方「そう言えば…近藤さんは

      家族連れてこないのか?」


  近藤「いや……呼んだんだが…

   道場の事もあるし、近いからと……

         断られた…」


      土方「そうか…」


  山南「優輝菜の体調はどうですか?」


  土方「母子共に健康そのもの!

優輝菜は今寝てるが…さっきまで話してた」


  山南「良かった…病のこともあるし、

       心配してたんだ…」


  土方「悪い…ありがとう。山南さん…

  明里にも世話になったからな…

        礼を言っといてくれ」


     深々と頭を下げる土方


  

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