浅葱色に射す一筋の光



  それからと言うもの、一刻おきのおっぱい

とおむつ替えで、寝不足なんてもんじゃない


  過労死寸前だった優輝菜を見かねて


  明里、オマサchan、優衣が、毎日一刻二人を

見てくれたので私はお昼寝の時間が与えられた


      有り難き幸せ


 土方なんて、隊務があるから余計大変だろう


 なのに、文句も言わず完璧なイクメンとなった

     

       有り難き幸せ



   ーーーーーーーーーーーーーー

 

   土方は親ばか全開丸出しだが


  全く気にせず、みんなに


 「可愛い…可愛い」と、常に子供自慢…


    優輝菜はやつれていた………


   やっぱりさぁ…母って凄いな~


 ママがいたら……助けてくれてたんだろうなぁ


  ママも……こうやって私達を

    育ててくれたんだね…………ウルウル


       スーーーー


 静かに入ってきた土方は泣いている優輝菜に


        驚いていた


   土方「っっっ!!! どうした?」  


   勇司と優愛を漸く寝かせたところ


   優輝菜「ママを思い出して……クスッ

   ママがいたら、助けてくれただろうな

        とか……

   私と優衣も、こうやって

 大事に育てて貰ってたんだ……

   って思ったら…… 涙チョモレタ……」


     ギューーーーーー!!!


  土方「そうだな……お前を産み

     育ててくれた母上には……

     感謝してもしきれない」


    優輝菜「うん…うん…」


  土方「遠く離れてても母は母だ…」


  優輝菜「うん……でも、無償に会いたい」


  土方「……………………………………」



 土方は優輝菜の頭を泣き止むまで撫でた

  


  
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