浅葱色に射す一筋の光




 首都を江戸に移す。江戸を東京とすること


       三権分立制


        廃藩置県


        内閣制

  
   ん? 時期が早すぎないか?


 戊辰戦争、西南戦争が無くなったから

      速まったのか……?


   へぇ~~~~~~~~~~~~。


  でも、私、新撰組が大好きなだけで

  歴女でもない、明治なんか知らないし…


  優輝菜「はぁ~~~~~~~~~」


    桂「どうした?優輝菜」


  優輝菜「いえ……。史実にはありますが

  時期が速まっているので、驚きました」


  桂「そうなのか…今行うのは

        間違っているか?」


  優輝菜「良いんじゃないかと……

  廃藩置県は慎重にやらないと

 いざこざ起きますから気を付けて下さいね」


  桂「あぁ~…そうそう

    会わせたい者がいるんだ…

     伊藤博文と言って…… 」




  優輝菜「初代総理大臣っっっ!!!」




  桂「あ…あぁ…よく分かったね……

  エゲレス留学していて紹介が遅れたんだ

       入りなさい」




     スーーーーーーーー


  優輝菜「っっっ!!! 嘘っっっ!!!

      マジかっっっ!!!」


  土方「っっ!! マジかっっっ!!!」


  優輝菜は入ってきた人に飛び付いた


  優輝菜「麻呂っっっ!!!」


      麻呂に抱き付き


  生きていた事が嬉しくてワンワン泣いた

 優輝菜「バカッッッ!!!死んだと思った

  生きてるなら言えよっっっ!!!」


  麻呂「ゴメン…優輝菜…相変わらず

 可愛いね…俺は死んだ事になってるからね

   伊藤は…体が弱くてね…亡き後

   俺が 伊藤博文として生きてたんだ…」


  優輝菜「……… 伊藤博文が死んだ?

   否……教科書の 伊藤博文は

 髭の長いお爺ちゃん…麻呂とは顔が全然違う

 歴史を変えたことで、 伊藤博文が死んだ

     私のせいで………………… 」


  麻呂「優輝菜のせいじゃないよ

     気にする事じゃない」  


  優輝菜「……………………………………」


  麻呂「ゆ~き~な! 接吻するよ?」


  優輝菜「っっっ!!! イヤイヤ人妻だし

      子供いるし!!」


 麻呂「子供達引き取るから夫婦になろうか」


 土方「旦那を目の前にして良い度胸だな」


  麻呂「あ…土方…いたんだ……」


  土方「悪いな…優輝菜は俺んだ」


  麻呂「いや…優輝菜は必ず頂くから」


    土方「無理だろうな…」


  優輝菜「はいはい。煩いよ!麻呂」


  麻呂「でも、俺に会えて

    泣くほど嬉しかったでしょ?」


  優輝菜「うん!良かった…

   生きててくれてありがとう!!!」

 
     ギューーーーーー!!!


  麻呂「会いたかった……本当に……」


  土方「そこまでっっっ!!! 離れろ!」


     優輝菜「ぐるじい…」



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