浅葱色に射す一筋の光




  土方「悪いな………俺はてめぇらなんかに

 優輝菜を渡す気は更々ねぇんだよ!!!」


  優輝菜「悪いけど条件練り直して!

  これは交渉決裂だからね? あ……麻呂」


       麻呂「何?」


  優輝菜「これ…返すね…

    大分くたびれちゃったけど…」

        と、刀を突き出す


  麻呂「っっっ!!!使ってたの?」


  優輝菜「うん。麻呂だと思って

        大事にしてたよ」


    ギューーーーーー!!!


  麻呂「そんなに俺のことをっっっ!!!」


  優輝菜「少し意味が違うと思うけど…」


  麻呂「これは優輝菜のだ。
  
 刀が使えなくなるまで優輝菜が使って?

 お役ゴメンになったその時は…俺が貰うから」


  優輝菜「……………………でも………」


  麻呂「優輝菜に使って貰いたいんだ…」


  優輝菜「分かった…大事にする…

 でも、 廃刀令もそろそろ出るんじゃない?
 
     史実が早まってるし…」


  西郷「そうなんだが…

   それに関しては、我々武士にとって

   命なんでな…検討中と言うところだ」


 優輝菜「そうですか……………。

   ではそれまで使わせて貰います。」

  麻呂「久々に会えたのに

 政の話なんかしてないでさぁ~~」パタン


      押し倒される優輝菜


 優輝菜「廃藩置県は

    どのようにするんですか?」


  桂「3府43県を…と、思ってます」 

     
     優輝菜「蝦夷は?」


  桂「これからどうしようか考えます」


  みんな麻呂は無視して話を進める


  麻呂「優輝菜…こっちに集中してよ」


     優輝菜「仕事中です」


  土方「吉田…俺の嫁の上に

       乗ってんじゃねぇよ」



 
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