浅葱色に射す一筋の光




 翌日、土方 総司 優衣は江戸城を訪れた



   麻呂「優輝菜~~~~~~!!!」


     ギューーーーーー!!!


   優衣お得意  背負い投げっっっ!


  麻呂「…………なかなかやるね…」


  優衣「好いた女の区別も付かないのか」

  麻呂「何言ってんの?優輝菜…」

  優衣「私は沖田優衣、優輝菜の妹だよ」

  麻呂「イモウト?」

  総司「そ!双子の妹で、私の妻です」

  麻呂「何~~~~~~~!!!」

  優衣「姉にちょっかい出すの止めて!」

  土方「お前に触られるからな…

   優輝菜は今日屯所に置いてきた」


 麻呂「そっか!じゃ、俺屯所行って来る!」


     スッ スッ スッ 


   三人は麻呂に刀を突き付けた  


  土方「城から出るなっっっ!!!

      高杉っっっ!!!」


    スタ スタ スタ スタ


     高杉「何だよ~」


  土方「お前、護衛だよな?

  吉田をちゃんと監視しとけ! 

 城から一歩でも出たら、優輝菜を政から

     一切の手を引かせる」


  高杉「分かったよ…稔麿…おいで

    優輝菜に二度と会えなくなるよ?」


  麻呂「何だよ…クソッ!

     次は優輝菜連れて来いよ」


  土方「お前が触れるなら連れて来ない」


  麻呂「……………………………クソッ!」



  麻呂は黙って晋作に付いて行った

 

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  慶喜「決まったか?」

  土方「警視庁で………戦が始まったら

 新選組を特攻部隊として行かせて頂きたい」


  慶喜「近藤の案か?」

  土方「いえ……優輝菜です」

  慶喜「ほぅ……………」

  土方「幹部会で意見が割れまして……

       優輝菜は両方………と」


  慶喜「やはり……やり手だな………

   ま、良いだろう。警視庁として頑張るんだな!」

       土方「はい」


  慶喜「まずは、今まで通り治安維持

       殺さず捕縛」


  土方「はい」

  慶喜「優輝菜はどうだ?」

  土方「行くと言ってましたが、
 
   昨日の今日なので置いて来ました。

    奴はそんなに気にしてません」



  慶喜「そうか…なら良いが…

 吉田は優輝菜の事となると歯止めが

  きかんようだな…高杉に目を光らせろ

  と言っておいたがお前も気をつけろ」


       土方「はい」 


  慶喜「よし!給金は一月後からだ…

     優輝菜は幹部に昇格だな?」

  土方「はい…ありがとうございます」

  慶喜「今日はもう戻って良いぞ!」

  土方「はっ!失礼致します」




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